「香りの害」「化学物質過敏」の啓発が一歩前進
6月議会で、香りの害などの化学物質過敏について、現在発症して苦しんでいる人への対応とともに、予防原則に基づく取り組みを求め一般質問したところ、区は「化学物質過敏症について、ホームページなどの媒体を通じて周知する予定」と答えました。
度々、進捗を確認してきましたが、2か月経過しても状況は変わらず「もう少し時間をください」という状況でした。
8月22日の保健福祉委員会終了後、控え室に戻ると、
「保健相談所に香り関するポスターが掲示されている」と区民からのSNSのダイレクトメッセージが。
えっ!?
今、「区のホームページでの掲載はもう少し時間をください」と健康推進課長に言われてきたばかり。
確認の電話を入れると「リーフレット作成は生活衛生課が担当している」と、自分の担当である保健相談所に掲示されていることもご存じない様子。
すぐに、生活衛生課長に電話を入れると「リーフレットを作成して、保健相談所に置いてあります」と
サラッと言われました。
生活衛生課長だって、生活者ネットが「香りの害」「化学物質過敏」について、周知啓発を要望してきたことは知っているはず。
委員会で目の前に座っているのに、何の情報提供もないなんて、とても残念です。
現物を手に入れるために担当課に飛んで行ったところ、イベントなどをお知らせするチラシラックに入れられていました。ユニーク(?)なイラストは人目をひき(と感じたのは私だけ?)、A4判のチラシは紙質もしっかりしています。
「区で作成したので、経費は一切かかっておりません!!」と自慢げにおっしゃる課長。
「香りの害」特に、化学物質過敏については、もう「エチケット」の問題ではないのですが、「規制が無い」「市販されている」現状では、行政が取り組む表現としては限界があるようです。
ここまでできていれば、区のホームページでの掲載も間もなくだと思います。
今後は、ポスターの掲示場所の拡充や学校での対応など、さらなる周知啓発の充実を求めていきます。