基盤整備より福祉的支援を
9月4日から始まった区議会第三回定例会が、10月16日に閉会しました。議会の最終日に、決算議案に反対する討論を行いました。討論の模様は映像配信されていますのでご覧ください。また、議会終了後に石神井公園駅、大泉学園駅、練馬駅、光が丘で区政報告会を行い、マイナンバー制度やまちづくりについて話しました。ご希望があれば、区政報告会で配布した「区議会ニュース10月号」をお届けしますので、ご連絡ください。
以下、反対討論をまとめました。
2014年度・一般会計・国民健康保険事業会計・介護保険会計・後期高齢者医療会計の決算議案に反対
区はにぎわいの創出や基盤整備を優先し、自治体が本来なすべき福祉の向上に充分取り組んでいません。区長は決算特別委員会の冒頭、「自分が編成したものではないが」と、わざわざ前置きしました。その姿勢からは、自治体の長としての責任感が感じられません。
後を絶たない職員の個人情報に関わる不祥事や人為ミスによる漏えいは、行革での職員数削減による職場環境の悪化が影響しています。
生活保護受給者数が過去最高となり、各世代での貧困、特にひとり親世帯の子どもの貧困は深刻さを増しています。国民健康保険は、後期高齢者医療とともに、持続可能な体制となるように抜本的な見直しを国に求めるべきです。介護保険は、保険料が値上がりし年金生活者にとっては大きな負担になっています。
貧困や配慮が必要な子ども・障がい者・高齢者などへの福祉的支援を優先すべきです。