低投票率、与党圧勝。衆議院議員選挙を終えて。

 史上最低の投票率、自民党の圧勝で衆議院議員選挙が終わりました。有権者の半数近くが棄権したことは、残念でなりません。

 原発再稼働、特定秘密保護法、TPP、集団的自衛権、憲法改正・・・安倍政権は、与党が3分の2以上の議席を獲得したことで、これが民意だと言い、日本の行方が決まってしまうのでしょうか。

 でも、私たちの意思を表すのは選挙だけではありません。日々の暮らしの中で、「ダメなものはダメ」と言い続けること。なかなか成果が見えず、徒労感を感じるけれどあきらめないこと。何よりも、選挙が終わった後の行方を注視していかなければなりません。

 「絶望すれど、希望はある」と落胆する私を励ましてくれた人がいます。

 沖縄県の小選挙区はすべて自民党が敗れました(あそこまで追い詰められないとダメなのか、とも思いますが)。低投票率を嘆く一方で、特定秘密保護法に反対するなど意志ある若者も登場しています。

 民主主義は多数決ではありません。少数意見を尊重してどれだけ、どのように反映させられるか、意見をすり合わせて実現していく努力、これこそが真の民主主義だと思います。

 来春の統一地方選に向けて、政治に関心を持つ市民をひろげ、市民自らが自治する練馬区の実現をめざして地域で、議会で活動していきます。