外環、シールドマシン発進式に抗議!

1月26日(土)、大泉ジャンクションより南側に向かって、外かく環状道路(関越~東名)本線トンネルを掘り進んでいくシールドマシンの発進式が行われました。
外環本線は今後、東名ジャンクションに向かって地下40mの位置に直径約16mの強大なトンネル約7㎞を掘進していく計画になっています。

約2年前に発進式をおこない、シールドマシンの掘削が始まっている世田谷区の東名ジャンクション部では、昨年5月に野川で酸素濃度が極めて低い気泡が発生したり、観測用の井戸から地下水が噴出するという現象が現れました。

これは、「地上には影響がない」ことが大前提になっている大深度法を大きく覆すものであり、「事故」ととらえるほどの重大な問題であると沿線住民は考えています。

国は、酸欠空気について「生活環境に影響を及ぼすものではない」と説明しています。しかし、これから掘り進んで行けば事業用地内から住宅地へと移動します。今後も予測不可能な事象が出てくることは十分考えられます。大深度法の大前提が覆されたまま、大泉方面からのシールドマシンの掘進を容認するわけにはいきません。

発進式会場北側で抗議

発進式当日、沿線7区市の住民で構成する「外環ネット」のメンバー約50名が抗議の声を上げました。

住民の暮らしを脅かす道路計画は見直すべきです。

発進式南側、目白通り沿いで抗議する外環ネットメンバー

きみがき圭子(左)は、幹事長として発進式を見届けた後、抗議に参加。参加者に式の模様を報告。
マイクを持つのは野村羊子三鷹市議