かごんまよ、おはんもか!?(委員会視察報告)

2018年11月30日 16時43分 | カテゴリー: まちづくり, 活動報告

10月30日(火)、31日(水)、環境まちづくり委員会視察で鹿児島を訪問しました。

今回の視察目的は、「南国・鹿児島 花と緑のおもてなし」事業と市街地再開発事業。
ここでは、市街地再開発事業について思うところを記します。

新幹線が停車する鹿児島中央駅周辺の市街地再開発事業
鹿児島中央駅東口駅前広場に面する街区を一体的に整備する市街地再開発事業を推進し、駅周辺の活性化につなげる。鹿児島の玄関にふさわしい都市景観をつくるとともに、駅前広場の市道の拡幅、ペデストリアンデッキの整備など交通環境の向上を図る、というもの。

工事対象区域内の強硬に反対する権利者2名の土地は、特定業務代行者*である南国殖産(株)が最終的に相場より高値で買い上げたとのこと。他の権利者から苦情がなかったのか質問したところ、早期に決着したいという要望が強く、特に異論は無かったということです。(*特定業務代行者:再開発ビルの設計、工事を代行し、再開発ビルの床処分に最終的な責任を負う者)

権利者44名の内、5名の方が転出。残りの39名の権利者のほとんどがこれまでの事業をたたみ、テナント貸しに移行するそうです。権利者の高齢化も大きく影響しているようです。

現在でも、駅周辺は高いビルが林立しています。さらに、約100メートルの建物ができることを想像すると、「鹿児島の玄関にふさわしい景観」とは何なのだろうと感じました。

南九州随一の繁華街「天文館」地区の再開発事業

南九州随一の繁華街、天文館にふさわしい観光と商業の新たな拠点として市街地再開発事業を推進。観光案内所や桜島を望む展望スペースを設置し、観光・交流機能を強化するほか、市電が走る大通りの歩道アーケードの整備で良好な都市景観の形成を図る、という事業。

災害時に帰宅困難者の受け入れるスペースを確保するなど、防災目的の補助金も活用します。

天文館周辺には、この事業以外に鹿児島銀行のビルの建て替えなど複数の再開発事業が進んでいました。新しいビルのテナント料はこれまでより高額になると予測されます。商店街の端の方は、空き店舗が複数ある中で、高額なテナント料を支払える事業者は、有名ブランドやチェーン店などになってしまうのではないかと懸念します。

ビルが林立する駅前のつくりや有名ブランドやチェーン店がひしめくショッピングモール。
地元の方々は、こういった再開発事業をどのように感じているのでしょうか。
全国の地方都市、特に、新幹線の停車駅周辺はどこも同じようなつくりと感じるのは私だけではないはず。

かごんま(鹿児島)よ、おはん(おまえ)もか!?と感じました。

桜島と大河ドラマ「西郷どん」のイベントをお知らせするのぼり旗をバックに。