「外環の2」ありきの「西武新宿線の立体化を促進する会」設立に異議あり!

 区は、西武新宿線の立体化を促進する「(仮称)西武新宿線立体化促進協議会」を設立し、来年1月25日に結成大会を開催する予定です。事前の会派説明では、「外環の2」の推進が目的なのは明らかであるものの、明記されていませんでした。ところが環境まちづくり委員会、交通対策等特別委員会で報告された資料にははっきりと「外環の2」の文字が。

 生活者ネットは、西武新宿線が立体化すれば既存の道路の渋滞が解消し、住民の声を無視して進められようとしている大きな道路は不要になるのではないかと考えています。外環、青梅街道ICや「外環の2」に反対する住民は西武新宿線の立体化に反対しているわけではありません。会の設立を機に、上石神井駅周辺の住民の分断をさらに深めることになりかねません。また、立体化事業は上井草駅や武蔵関駅周辺のまちづくりにも大きく影響します。しかし、このままでは「西武新宿線の立体化を促進する会」が「上石神井駅周辺整備と『外環の2』を推進する会」になってしまう恐れがあります。

 「鉄道立体化の早期実現のためには、地域の力を結集し、区を挙げて取り組むことが重要」と認識している区は、「鉄道立体化」の1点で地域住民との合意形成に努力すべきです。