ベルデ(区立少年自然の家)視察しました

ベルデ武石新館

 4月の区議会議員補欠選挙に当選した3人の新議員を対象にした区外施設の視察が、6月議会で承認され、行ってきました。私自身は、社会人になって間まもない頃、練馬区のスキー教室に参加したときにベルデ武石を利用した記憶があります。

 ベルデ(少年自然の家)は、小・中学校の移動教室、臨海・林間学校、青少年育成活動等を目的とした区外施設で教育委員会が管理しています。視察当日も両施設とも小学校の移動教室で利用していました。学校利用以外に一般区民も利用できます。今回は4か所あるベルデのうち、軽井沢と武石(長野県上田市)を視察しました。ここは指定管理者に選定された地元の事業者が運営しています。

 ベルデ軽井沢での移動教室を実施する学校は、必ず「ベルデの森」の間伐作業体験を選択するのだそうです。木々が健全に育つために行われる間伐。森の中に生えている木を、子どもたちが切り倒す貴重な経験です。「自然に親しむことで、生き物・命に対する優しい気持ちを育んでほしいと思って、子どもたちに接している」という支配人の言葉が印象的でした。一般の宿泊客も、支配人のガイドによる「星を見る会」や「自然観察ツアー」に参加できます。

 ベルデ武石は、本館と新館があります。本館は学校行事での利用が主となるため、保健室が設置されています。本館・新館とも天然温泉で、1989年に練馬区と旧武石村が共同で掘削し、1991年から利用しています。新館は車いす専用室があり、障がい者用の浴室(温泉ではない)も設置されています。

 ベルデ武石新館でも築19年。本館は築30年を超え、施設の改修が課題です。「大規模改修が望ましいが、財政面を考慮すると難しく、部分修繕で丁寧に利用していきたい」と区の職員から説明を受けました。