「幸福度」を高めるためには・・・? ~映画『happy~しあわせを探すあなたへ~』

 

自分の行動・思考を変えることで幸福度が高まる、と聞いたら試してみたいと思いませんか?映画『happy~しあわせを探すあなたへ~』はそんな映画でした。

“しあわせ”ってどういうこと?どんな時に“しあわせ”を感じるのでしょう。5大陸16か国の様々な方へのインタビューをもとに、心理学と脳医学の世界的権威たちが幸福度を高めるカギを読み解いていきます。

ブータンではGDP(国内総生産)ではなく、GNH(国民総幸福量)を最大化しようという試みに取り組んでいるのは有名です。映画の中では、水力発電所のダムを建設すれば伝統的な建物が残る村が水没してしまうために建設をしない選択をするなど持続可能な発展をすることが国民の幸福度につながっていると紹介しています。

デンマークの“コ・ハウジング”(生活協同型住宅)での暮らしは、子どもにとっては多くの大人に見守られていることの安心感、大人にとっても家事の分担や精神的に支え合うことで心身ともに健康でいられること、それが幸福感につながっていると感じました。

米国のエリートビジネスマンだった男性は、高収入を追い求める生活からインドのマザーテレサの家のボランティアに転身。それまでにない充実した日々だと語っています。

日本のケースは“過労死”を取り上げられていました。企業にとって都合の良い、効率最優先の職場環境。労働者は心身ともにぎりぎりまで追い込まれているのです。経済大国となった日本は先進国の中では幸福度は最低水準です。

体を動かし健康であること、自分が決めて行動すること、支え合う家族や仲間がいることが幸福度を高める方程式。自分の居場所があること、人の役に立っていると実感できることはしあわせです。

多くの人がしあわせを感じられる社会にするために、シェアハウスやワーカーズなど、支え合う暮らしや協同で働くしくみを実現する活動に取り組んでいきます。